2014年12月12日金曜日

あぜみちさんでからあげをお買い上げくださったお客様がお店に・・・

農産物直売所のあぜみちさんで、にのさんのからあげをお買い上げくださったお客様が「あぜみちでからあげを買ってファンになって・・・」とおっしゃって、お店までわざわざきてくださいました。
感激です。うれしいです。ありがとうございます。

営業時間などをどこかに書いておかないといけませんでした。

営業時間は、平日の12時~2時半までです。
住所は昭和2-3-5、とちぎテレビさんのすぐ西側です。

よろしくお願いします。



2014年12月5日金曜日

にのさんのからあげの味をご説明します

食べものは食べてみないとわからないので、なかなか「こういう味」というのが見た目からは想像しにくいのですが、今日、スーパーで買ったからあげ(勉強のためにたまによそ様でからあげを買います)と比べると、説明しやすいのかな、と思ったので、味の説明を試みたいと思います。

にのさんのからあげと、他のお店のからあげの違いなのですが、まず、味からご説明しますと、にのさんのからあげは、生姜を使っていません。からあげといえば生姜、というイメージなのですが、にのさんでは、生姜を使わず、にんにくも、あらかじめ作って置いてたにんにくの醤油漬けを使うので、すりおろしにんにくなどをつかっておらず、あまり匂いがありません。また、化学調味料なども使っていません。

衣ですが、どちらかというと、からあげというより竜田揚げに近い感じです。
あげたてはかりっとしておせんべいのようで歯ごたえがあっておいしいのですが、弁当屋の宿命といいますか、揚げたてをその場で食べていただくことができず、残念です。
(ランチタイムの店頭でしたら、わりと揚げて間もないからあげをお出ししています。)

お持ち帰りになられたからあげも、高温の油で、本当に短時間、表面だけかりっと揚げますと、また当初のかりかり感がもどってくると思います。

自分の中で決めていることがひとつありまして、お客様にお出しするものをつくっていくのに際し、、小学生くらいのお客様にも食べていただけるようなものをつくっていきたい、ということでして、からあげも、そのへんを目指しています。

結果、におい少なく、わりとあっさりとした、癖のない味になっているのかな?という感じです。


2014年12月1日月曜日

レバーペーストはバターの入荷待ちとなります

いつもありがとうございます。

しばらく前からバターが品薄です。

レバーペーストにはバターが入っておりまして、バターがないとできないので、しばらく、レバーペーストをつくることができません。

たいへん申し訳ありません。
よろしくご理解のほどお願い申し上げます。






2014年11月15日土曜日

にのさん からあげレシピ ① 白菜と葱とからあげの中華風ひとり鍋

いつもありがとうございます。

しばらく前から、宇都宮市内の農産物直売所「あぜみち」さんで、にのさんの唐揚げをお買い上げいただけるようになりました。
「あぜみち」さんでは、いつも開店寸前に唐揚げを持っていくその足で新鮮なお野菜を仕入れさせていただくことができて、とても助かっています。

今はねぎ、白菜、大根などが旬で、めずらしい野菜やハーブもあり、先日は新鮮なディルが入手できて感激しました。今日、納品にいきましたら、地元産のレモンも見かけました。里芋もおいしそうです。

にのさんのからあげですが、そのままお召し上がりいただくほか、からあげを使ったお料理にも便利です。

というわけで、簡単すぎてレシピというほどでもないのですが、今日は旬の白菜と葱を使ったレシピを書きたいと思います。


「白菜と葱とからあげの中華風ひとり鍋」

・鍋に白菜と葱を適当に切って入れて水をひたひたにし、お好みのやわらかさになるまで煮ます。
・塩・コショウ・醤油、少し強い味がお好きな方はコンソメスープの素などを入れて味付けします。
・最後に唐揚げをそのまま、もしくは好みの大きさに切って入れます。(火は通してあるのであたためる程度で大丈夫です。)
・あたたまったら、火をとめて胡麻油を入れれば完成です。

お好みで酢を入れてもおいしいです。ポン酢もあうと思います。生姜もいけます。
ごはんを入れて雑炊風でも、うどんを入れても、とうふを入れても。

「ひとり鍋」とネーミングしましたが、もちろん、大人数でもぜんぜんいけます。

鍋につきものの生肉は扱いが少々面倒ですし、まな板や包丁も汚れてしまいますので、手間無くささっと温かいものをみんなで食べたい、というときにもいいと思います。
野菜を切って鍋に入れて煮るだけでほぼできた感じです。かなり体があたたまります。


2014年8月27日水曜日

9月からの営業時間変更のお知らせ

営業時間変更のお知らせ

平素は格別のご愛顧を賜りまして誠にありがとうございます。
このたび、たいへん勝手ながら営業時間を変更することとなりましたので、お知らせいたします。

にのさんは、2011年11月の開店から現在まで、平日の12時~18時営業となっておりましたが、おかげさまでご注文・配達が増えたため、9月より、平日の12時~14時半の営業時間に改め、午後は仕入れ・仕込み・配達等の対応とすることとなりました。

たいへんご不便をおかけいたしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。                  

【変更後の営業時間】 平日12:00〜14:30  ※9/1(月)より


 営業時間の変更に伴いまして、配達用のメニューを作成中です。店頭販売は上記の時間内となりますが、ご注文にて近隣への配達には対応させていただきます。メニューができ次第、店頭にて配布させていただきます。よろしくお願いいたします。

2014年7月30日水曜日

にのさん × 泉’sベーカリー = にのぱん

泉’sベーカリーさんとのコラボユニットを作りました。ユニット名は「にのぱん」です。

にのぱん、といえば、にのさん朝市に、Boulange 770 の田村さんがいつも持ってきてくださっている蒸しパンの名前が「にのぱん」なので、朝市の時に、ユニット名どうしよう、というお話になって、田村さんも一緒にお話ししていたら、にのぱんがいいんじゃないかということになり、かぶっちゃいますけどいいですかーといったら、田村さんが、にのぱんっていい名前ですねーといってくださったので、それですぐ決まりました。

これから、たまにイベントなどでユニットで参加していきます。
ユニット結成後お初のイベント参加は、9/26/27/28、茂木町で行われる茂木里山アートフェスタへの参加です。金・土・日なので、金曜日は泉’sベーカリーさんがソロで参加、残る二日はにのさんも合流してユニットでの参加です。

ブログもつくりました。とはいえ、まだ投稿がひとつだけなのですが。

http://ninopann.blogspot.jp/

どうぞよろしくお願いします。




2014年6月20日金曜日

夏です(近況ご報告など)

ふと気がつくと、また次の朝市が間近です。今月の朝市は28日(土)です。

今回の朝市では、少し、レバーペーストの試食をお出ししたいと思います。
泉’Sベーカリーさんもきてくださるので、泉さんのパンでレバーペーストをお味見していただく、といったかんじです。お越しをお待ちしております。

最近、旧河内町で有機で野菜をつくっておられる農家さんとのおつきあいがはじまりました。
いつもお米をお願いしてきた益子の太田さんが、お米がもう無くなってしまった、ということなので、ほかにもおいしいお米を分けていただける農家さんはいらっしゃらないかなあ、と思っていたところ、ご縁あっておつきあいさせていただけることになりました。

それで、最初にお米を分けていただくときに、せっかくなので現場を見せていただきたいと思い、お邪魔しましたら、農業体験やってみませんか?とお声かけいただいたので体験させていただいたところ、たまにお手伝いにうかがうようになりました。

アスパラ、にんにく、たまねぎ、お米、ハーブ、キャベツ、いろいろ育てていらっしゃいます。これからじゃがいもも出てきます。にのさんは日曜日にお手伝いに行って、そこで仕入れて帰ってくるようなペースです。
農家のみなさんがたいへんな思いをして育てられた野菜を調理させてもらっているのだということが体感できて貴重です。


にのさんの日常では、夏メニューに切り替わってきました。少し、冷蔵庫の中のものが増えてきています。

メンチカツは、夏場は休憩です。また少し涼しくなったらお出ししたいと思います。




2014年5月23日金曜日

明日はミニ朝市です

明日はミニ朝市です。

今月は、Boulange 770 さん と、 にのさん でお待ちしております。

10時から2時までです。




2014年5月16日金曜日

『下野新聞の生活情報誌アスポ』さんにご掲載いただきました。

5月14日付の『下野新聞の生活情報誌アスポ』さんにご紹介をいただきました。(5)面の「気になるショップ」欄です。

とてもすてきな記事を書いていただきまして、おかげさまで、新しいお客様からのお問い合わせやご来店もいただきました。ありがとうございました。

なかには、「いつも前を通っていたのだけど、入っていいのかなーとわからなかったので、ようやく、お惣菜のお持ち帰りの店だということがわかったので来てみました。」 とおっしゃってくださるお客様が何人もいらっしゃいました。もうちょとわかりやすくしないといけないのだなーと思いました。

お問い合わせで一番多かった、場所の説明をさせていただきます。

当店は、栃木県庁と警察本部、そのほぼ正面の宇都宮市税務署の、一本、西側の裏通り沿い、とちぎテレビさんの道を挟んだすぐ西側ございます。
県庁方面からいらっしゃいますと、警察本部の前を通り過ぎた最初の、右手にトンネルがある信号を左折すると、数十メートル先の次の角に美容院「ランプタン」さん、その隣に当店「にのさん」がございます。









  

2014年5月1日木曜日

レバーペーストを仕込みました

ようやく、といいますか、レバーペーストを仕込みました。

しばらくつくっていなかったのですが、ありがたいことに、いまだ「レバーペーストはありませんか」とお尋ねくださるお客様がいらっしゃるので、もう、覚悟を決めて、気合を入れてこれからもちゃんとつくることに決めました。

冷凍でご用意しております。

パンに塗って食べるとおいしいです。



2014年4月28日月曜日

カレンダー通りの営業です

ゴールデンウィーク中も、カレンダー通りの営業です。

にのさんは、土日祝お休みの平日営業です。


2014年4月24日木曜日

今週のミニ朝市は、益子の陶器市のためお休みです

今週末のミニ朝市は、益子の陶器市のためお休みとなります。

よろしくお願いいたします。


かぼちゃと黒糖のタルト、自家製カッテージチーズのチーズタルトなど

最近、タルトが好評です。かぼちゃと黒糖のタルトがすぐ売り切れてしまうので、今日は、チーズタルトも作ってみました。

お菓子屋さんがつくるような美しいものは到底、作れないのですが、材料もなんとなくおかずの延長のような、気軽に食べていただけるお惣菜屋さんのおやつです。

サラダとタルトが冷蔵庫の場所の取り合いになってしまっているのですが、サラダも、季節にあわせて、今日から自家製の鳥ももハムを使った春雨のサラダをお出ししています。これからしばらく、できるだけお出しするようにしてみます。
 ニンジンのサラダも、春ニンジンが出始めて、調理しながら端っこを生で食べても、本当においしいです。旬のものはなにもしなくてもおいしいです。

ポテトサラダは、冷蔵ショーケースに場所がなくなってしまったので、しばらくお休みします。











2014年4月16日水曜日

明日は酢どりとミネストローネをつくります

お客様からのリクエストで、明日は、酢どり(酢豚の鶏肉バージョン)とミネストローネをつくることにしました。

酢どり、またはミネストローネ、または両方ともお好きなお客様におかれましては、ぜひお越しくださいませ。




2014年4月4日金曜日

豆三さんのおあげでおいなりさんをつくっています

まだ、段取りに慣れておらず、間に合わない日もあるのですが、ぼちぼちと、おいなりさんをお出しできる日が増えてまいりました。

徐々に慣れていって、定番にしていけたらなあ、と思っています。

あと、最近、豚肉とほうれん草のキッシュをよくつくっているのですが、今日は、それとあわせて、豆三さんのお豆腐を使って、お豆腐のキッシュもつくってみました。

これから、ときどき作ってみます。
あわせる具をどうしようか迷って、今日は枝豆にしたのですが、豆腐の味がたんぱくなので、次回はごぼうを入れてみたいと思っています。







靴下問題が解決しました

今日、待望の作業用の靴下が届きました。

さらっとして、薄手なのにほんわりあたたかく、ごわごわしないでシンプル。思った通り、いやむしろ、もっとごわごわした粗いものを想像していたので、思った以上の理想の靴下です。

これで、長年、困ってきた靴下問題から解放されたかと思うと感無量であります。

お客様にも化学繊維がだめな方がおられるかもしれないから、店でも置こうといいましたら、食べもの屋さんなのに靴下を一緒に売るのは嫌だと、いつも店番をしている少年に却下されてしまいました。

そんなわけで、お店には置いておりませんが、もし、靴下問題にお悩みの方がいらっしゃいましたら、お声かけをいただけましたら、奥の方からごそごそと出してまいります。

ただ、お店のランチタイムのラッシュアワー(12時~13時)を除く、午後からのみのご対応となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。




2014年3月29日土曜日

消費税増税にともなうにのさんの価格変更について

お客様へ

 いつもお世話になっております。

 4月からの消費税増税に際しまして、当店の商品の価格の変更をすることとなりました。

 当店では、ここのところの、燃料価格の高騰、これにともなう原材料・包装材等の値上げ、全体的な物価の上昇にともなう経費の増大に、仕入れ先の変更等の工夫で、なんとか現状の価格を維持すべく努力してまいりましたが、消費税につきましては、いかように工夫のしようもなく、今回、誠に不本意ながら、価格を変更せざるをえなくなりました。

 なにとぞご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

 商品価格の変更につきましては、店頭にて掲示させていただいております。

 今後も、よい商品をお届けできますよう、日々、努力してまいります。

 なにとぞよろしくお願い申し上げます。

                         2014年3月 にのさん

春の一日

今日は、お米を分けていただいている益子の農家の太田さんのところに行きました。

帰り際、ハウスにホウレンソウがあるから、持っていって食べる?といわれて、はいっ!っと喜んでハウスに入ったら、すごく暖かくて、というよりむしろ暑くてびっくりしました。

そのあと、今年は何をつくるんですか~、と苗を見せてもらいました。整然と並んでいます。向こうがトマト、それからネギです。ハウスの中なので、もう、芽がでています。








太田さんは、いろんな種類の野菜をつくっておられます。

こうやって、ひとつひとつ植えて育てるから、かわいくて、かわいくてしょうがないのよ~、と、太田さん。いいんですよ、たくさんできなくても、質のいいものができれば、と、きっぱり。かっこいいです。

帰りに、豆三さんで、おあげやお豆腐やがんもをたくさん買ってきました。
豆三さんは、私ごときがいうまでもなく、知る人ぞ知るおいしいお豆腐屋さんです。真岡にあります。


できれば近々、豆三さんのおあげを使って、おいなりさんをつくってお出しできるようにしていきたいと思っています。今まで、遠いのであきらめていたのですが、今日、お話をうかがったら、豆三さんのいつもの配達コースが、にのさんのご近所さんだということがわかり、ついでにちょっと寄ることができる、といっていただきました。

おいなりさんは、やっぱりおあげがおいしくないと、どうおいしくなりようもないと思うのですが、今日、おうかがいしたときに、ちょうど揚げたてのおあげができたところで、帰りの車の中で、なにもつけずに食べても、これが本当においしいのです。かなり大きいのですが、そのまま一枚、ぺろっと食べてしまいました。もっと食べたかったのですが、試作品の分がなくなってしまうのであきらめました。

ところで、洋菓子を置いてくださっていたBoulange 770 さんのお菓子が、しばらくにのさんではおめにかかれなくなってしまいました。実は、Boulange 770 さんは、今、パン工房と別に、新たにアイスクリーム工房を建てていて、パン工房もギャラリーもそうだったのですが、すべてセルフビルドです。
それで、大工仕事が忙しくなってしまい、あと、宇都宮市内で料理の講師をされているのですが、担当するカリキュラムが増えてしまって「どうやってお菓子を仕込む時間を確保すればいいのか、かなり考えたのですが・・・・・・。」と、いうことで、残念ですが、しばらくは、にのさんに置くお菓子はお休みということになりました。

Boulange 770 さんの益子町山本770にあるギャラリーでは、引き続きお菓子を販売されています。ギャラリーでは、お菓子だけではなくて、天然酵母のパン、奥様の香織さんの陶器なども販売されています。ちなみに日曜日しか営業されていません。明日も営業日ですので、お時間がある方はいかれてみてはいかがでしょうか。 >Boulange 770


2014年3月20日木曜日

にのさん風サバイバルなときのごはん(3)くず湯もどき

引き続きサバイバルなときのごはん:くず湯もどきです。スープからの連想です。

具合が悪いとき、あるいは高齢の方やお子さんなどでも食べやすいと思います。

コップなどに、スープ用のスプーンに一杯くらいの片栗粉(コーンスターチやタピオカ粉でもOK) にお好みの量の砂糖を入れて、少し水を入れて混ぜておきます。そこに熱湯を入れて急いでまぜるたら完成です。

以上であります。おやつがわりになります。 身体をあたためたいときには、ショウガなどがあるとなおいいです。



にのさん風サバイバルなときのごはん(2)冷蔵庫などにあるものと野菜のスープ

ここのところ、春の気候だったのに、今日はまた寒いです。

3.11のときも、先日の豪雪の時も、とても寒かったので、電気の供給が切れても、食料があまり傷まなかったと思いますが、これが違う気候のときだと、もう、即日、というか、数時間後には、冷蔵庫の中のものが腐敗を初めてしまうのではないかと思います。

そんなときの対応の仕方としては、とりあえず新聞紙でくるむとか、保冷箱などに入れるとかあると思いますが、 復旧が遅れてそれでも無理になってきたら、いっそ、火を通してしまう、というのがよろしいかと思われます。

それで、これでなにを作る、という枠があまりにはっきりしていると、逆に、あれが足りない、これが足りないということになってしまうのですが、漠然と「スープ」であれば、肉があれば肉で、魚があれば魚でだしをとり、それがなければ野菜だけでも十分においしくできますし、乾物を入れてもよし、なにかあればあったで、なければないなりに、何をいれてもいいのです。

そして、スープのいいところは、調理技術がなくても差し支えがない、というところです。


例えば、災害時などに炊き出しをしなければいけないなどの際に、包丁を触ったことすらない人だけが集まって調理をしようという話になったとしても(刃物に慣れていない人には、包丁のどちらが背かすら知らない場合があるので、ほんとに要注意です)、スープであれば、ほぼ問題なくできるはずです。

スープの具は、あらかじめ切ってから調理しようとすると、野菜の皮をむかなければならないとか、それをまた小さく切らないといけないとか、そしてまた、その野菜が根菜だったりすると、固いので慣れないと力任せに切ろうとして怪我をしやすいですし、子どもなどには危なっかしくてなかなか任せられませんが、調理技術(カットする技術)がなければ、まず、まるごと火を通してしまえばいいわけです。

つまり、手元にある野菜などを、まるごとすべて大なべに張った水にどぼんと入れて、火をつけて、ある程度、やわらかくなるまで煮てしまう。そうすると、お豆腐を切る、というところまでやわらかくはないものの、野菜が柔らかくなって、無理なく切れるようになりますし、切るのがめんどくさかったら、そのまま、お箸でほぐして食べてもいいのです。お肉も、火を通したほうが断然、切りやすいです。なお、包丁のかわりにハサミも使えます。

野菜の皮はむけるならむいてもいいですが、べつにむかなくてもまるごとでいいと思います。水がたくさんあればきれいに洗い、水があまりなければ、おしぼりをつくってきれいにふいて、じゃっかん、汚れているくらいは、火を通すこともあり、まあ、非常時の数日間くらい、なんということはないのではないでしょうか。

沸騰するまでは強火にし、煮立ったらすぐに火を弱くします。肉を入れているとあくがでてきますので、それはすくったほうがいいのですが、料理人には「あくも味のうち」という人もいますので、なにしろ非常時のこと、べつに売るわけではないわけですし、あくのすくい方がわからなければ、そのまま散らしてしまえばいいと思います。少し、見た目が悪くなるくらいです。

あとは、好きなやわらかさまで弱火で煮るだけです。燃料が少なかったら、その後、煮続けないで毛布などにくるんで余熱で火を通します。味付けは、塩だけでも十分いけます。コショウがあればなお豪華。肉のくさみを消すのは、にんにくと生姜。あとはネギ・玉ねぎ。あればラッキー、なければあきらめます。醤油を入れてもいいし、味噌でも。ちょっとだけかくし味に砂糖を入れると、味がマイルドになると思います。酢、レモンなども合います。


熱い時期なら、 朝晩一回ずつ火を通して、冷めてから鍋ごと水に浸しておくとか、あるいはもっと頻繁に火を通せば、腐敗しないで、数日はいけると思います。次の日にはまた少し水を足して、食材がなにかあれば、そこに足して煮ていきます。スープは、腐敗すると、濁って表面に膜がはったようになり、試しに食べると酸っぱいのですぐにわかります。(その場合はもちろん、もう食べられませんが、食べられないものが食べられないと誰にでもすぐに識別できることは重要だと思います。)

つくってすぐに食べきらず、もたせる場合は、定期的な火入れと冷却に加え、必ず食べる前に火を通す必要があります。 その際、沸騰した後に強火でぐらぐらやりすぎるとスープが濁ります。もちろん、濁っても食べられます。

ごはんや麺などの炭水化物があれば、一緒に食べれば満腹感がえられます。小麦粉があれば、水で練ってお湯に落とせばすいとんができます。それがなければ、スープだけでも、数日くらいなら空腹をずいぶんと紛らわしてくれると思います。

そして、スープが非常食としてとてもいい点は、上記のように、調理技術なしでできるということもあるのですが、なによりも、その場にある材料を、水さえあれば、何人ででも分けられるという点だと思います。

つまり、ジャガイ モ一個を100人で分ける方法はなにかと訊かれたら、それはもう、スープにするのが一番いいと思います。

ようは水増しです。

人数が多ければ多いほど、それ は限りなく白湯(または味がついていれば塩水)に近づいていくわけですが、分配できる、というのは、非常時にはとても大切なことだと思います。

誰かだけ ジャガイモをひとつ食べて満腹になるより、10人でうすいスープを分け合ったほうが、きっと生存率は高まるはずだと、私は信じています。



* 『にのさん風サバイバルなときのごはん』は、ふだんはお店では販売しておりません m(_ _)m



2014年3月10日月曜日

明日で震災から3年です

明日で震災から3年です。

多くの方が亡くなられた震災を改めて思い、心よりお悔やみを申し上げます。

実は、もともと『にのさん』は、3年前の震災がきっかけでできたお店です。

震災の後、食料がスーパーなどで激減してしまい、また、原発のこともあり、この先、食べるものはどうなるのかなあ、という強い懸念がありまして、それで、当初は、実は、共同購入をやりたい、というのが趣旨だったのでありました。

当時は、放射線測定などがあまりされていなかった時期でしたので、測定を自分たちでやるべきか、あるいは西から食料を取り寄せるべきか、など様々考えまして、しかし、食品の測定というのは容易なことではないのは明らかで、それに、どこかで、そのようなかたちが本当によいのか、納得できない部分もありました。

つまり、安全性を求めて限られたパイを奪い合う限り、経済力があるものが勝つに決まっています。そういうところに乗るのが、本当にいいことなのか。どうも、それは違うような気もしていたのです。

それに、そういうことを続けていると、地域の農業を潰してしまうのではないかと思いました。

それで、共同購入をやるにしても、地域の農家さんと、本当に顔の見える関係をちゃんとつくっていって、例えば、栽培方法とか、そういうことも含めて、きちんと対話できるようなかたちを、時間をかけてつくっていければいいなと思って、それで始めたのが、『にのさん朝市』です。

つまり、じつは、にのさんは、朝市が最初にあって、そのあと、総菜屋ができたのです。

なぜ朝市が総菜屋になったかといいますと、結局、食べものを日常的に、公平に分け合うには、販売するのが一番いいんじゃなかろうか、と思いはじめた頃、栃木県の社会福祉協議会が、地域の高齢者福祉に貢献するような民間の活動を支援する、という趣旨の公募(地域の福祉力整備促進事業)を実施し、それに応募して立ち上げの支援を受けられることになり、スタートができた、という経緯があります。

一緒に朝市を企画した仲間がヘルパーをやっているのですが、震災の時、ガソリンが入手困難になり、普段はいけている利用者さんのところにいけなくなってしまって、本当に、生死に関わるところだけにしかいけない、という事態に陥ってしまったのだそうです。

また、震災で設備が壊れるなどして、長い間、非営利で配食サービスを行っていたグループも、活動をやめてしまったと聞きました。

災害は、社会的に弱い立場に置かれている人には、まっさきに厳しい状況をもたらすようです。



地域の小さな飲食店は、実は、食料の備蓄庫でもあります。もともと大人数の食事に対応することを前提に準備しているので、いざというときには、炊き出しなどにも対応できると思います。

また、業務用の調理機器というのは以外とアナログで、たとえば、ガスコンロや炊飯器なども、電気に頼っていません。つまり、仮に電気の供給がストップしても、とくに問題なく調理はできるのです。

 そのようなことが必要な事態が起こらないことを、もちろん心より願ってはいますが、もし、あのときのように、命の危険を感じるような非常事態があったとき、にのさんは、ガソリンがなければいつもより早く起きて歩いて店にたどりつき、食材がなければ今ある食材をつかって、米しかなければおにぎりだけでも、あるいは、それすらなければスープだけでもつくって、いつもの通りに12時に店をあけてお客様をお待ちする。そういうことをしたい、と思っています。

靴下問題

もう、ずっと以前から、靴下問題に悩まされてきました。
具体的には、靴下の素材であります。

私はもともと皮膚が弱く、 身体に直接触れるものは、可能な限り、すべて綿、または綿麻です。もしかしたら他にも受け付ける繊維があるのかもしれないのですが、とりあえず冒険したくないので、自分がだいじょうぶだと確認済みの綿か麻で、できるだけ着るものを調達するようにしています。

しかし、近年、ポリウレタンが入っていない衣料品を探すのは至難のわざで、とくに女性用のものは、まず軒並みといっていいほど、ポリウレタン混です。そして私はこの、ポリウレタンがまったくダメなのです。かゆくなるし、ちくちくするので、ストレスマックスです。

それでも、服はまあ、綿または綿麻のものが、難しいとはいえ入手できます。


しかし、もう、絶対!っといっていいほど、そこらへんに売っていないのが、綿100の靴下です。

惣菜屋は、ほぼ一日、 靴を履いて過ごします。だいたい朝の6時すぎには仕入れに向かい、店が終わるのが夕方の6時ですので、少なくとも12時間くらいは確実に、靴を履いていることになります。

そして、靴を履くときに必ず必要なのが、靴下です。
この靴下が、探しても、探しても、ないのです、綿100%のものが。
こんなに世の中にたくさん靴下が売られているのに、買いたい靴下がないというのは、本当に困ったことなのであります。



以前、県庁に出張販売にきておられた靴下のメーカーさんが綿100靴下を前にブランドの発注でつくったもの残りということで販売されていたのを偶然ゲットできたのを最後に、もう、綿100%の靴下には、とんとお目にかかれなくなってしまいました。こちらのメーカーさんもたまたま残りがあったから、ということでしたので、定番でつくっておられたわけではないわけです。つくづく、もっと買っておけばよかったと後悔したのですが、もう遅い。

この際、いっそ、自分でつくろうかと思って調べたのですが、どうも靴下を編むのはけっこうめんどくさそうで、 私にはやはり無理そうです。


もちろん、ネットで検索すると、たしかにオーガニックコットン、的な感じで販売はされているものもあるのですが、一日12時間の作業用にオーガニックコットンのファンシーな靴下はミスマッチ。それに、作業用に、そんな高価な靴下は必要ありません。


私にとっての理想の靴下像は、デザイン性などはとくに気にしないので、とにかく綿100で、丈夫で、ゴムで締め付けられなくて、少し厚手であればなおのこといい、という感じです。

それで、最近、気がついたのですが、この条件にあてはまる靴下が、実は世の中にはすでにあって、しかも量産されていて安価なのです。

それがなにかというと「軍足」です。軍手の靴下版、みたいなものです。

やったー!そうかー、盲点だった―!っと思いました。

ようやくこれで、靴下問題が解決だ、と喜びました。

が、しかし、結局、サイズは男性もののみということが判明・・・・・・。
メーカーさんにもお問い合わせしたのですが、女性用の綿100の軍足は、つくっておられないとのことでした。

男性用を買ってきて履こうか、どうしようか。

迷ったのですが、もともと足のサイズが女性としても小さく、とうてい、27センチにも対応できる男性サイズの靴下が快適に履けるとは思えません。

それで、今日、とうとう、市販の靴下には私の求める靴下はないという現実を受け入れて諦めて腹を決め、靴下のメーカーさんに、特注でお願いすることにしてしまい、今さっき、発注してしまいました。

特注なので少量は発注できないため、この先、一生、靴下に困らないどころかあり余るほど届く手筈となりましたので、お店でも販売いたします。同じ靴下問題にお悩みの方は、この機会にぜひ。

(到着は、三週間ほど後になると思われます。待ち遠しいです。)


2014年2月25日火曜日

にのさん風サバイバルなときのごはん(1)ココナッツミルク入りライスプディングもどき(ジャムなどがあれば添えて)

災害の時には、お腹がすいているだけではなくて、気持ちが不安になるような気がします。
そして、不安な時には甘いものが食べたくなります。
私も普段は甘いものは一切といっていいくらい食べないのですが、なぜか先週の大雪の時には突然、チョコレートが食べたくなりました。

もちろん、ふだんは食べないのでそのようなものを備蓄しているはずもありません。

牛乳や卵があればカスタードクリームくらいはつくれそうですが、実は自宅ではほとんど料理はしないので、ほぼなにもない状態です。
それで、なにか甘いものはないかと探したところ、 いつ買ったかすら定かではないココナッツミルクのリキュールが。このリキュールは、ストレートだと盃一杯が限度、というくらい甘いリキュールです。アルコール度も糖分も多いため、とくに変質した様子もなく、どうやらだいじょうぶそうな雰囲気です。

そこで、ライスプディングをつくろうと思ったのですが、卵がないのでプディングとは名ばかり、実は甘いおかゆです。残りご飯に砂糖をたっぷりいれておかゆに炊いて、そこにココナッツミルクのリキュールを入れたら完成です。ほんとうに少しだけ、隠し味に塩をいれました。

ごそごそと探したところ、これまた封も開けていない賞味期限切れのさくらんぼのコンフィチュール(ジャム)がありました。
もともと保存食ですし未開封。蓋をあけてみたら香りも味も問題ありませんでした。
これを、ライスプディングもどきに乗せて食べてみることにしました。

予想通りというかむしろ予想外といっていいくらい、ふつうにデザートとしていける感じです。
白くて甘いおかゆにジャムがのって、見た目も悪くありません。
ちょっとスパイスがほしいかな?と思いました。
シナモンなどがあったら入れてみたかった感じです。
試してはいませんが、カイエンペッパーなどをちょっと入れてみたい誘惑にもかられました。


食料に制約があるときには、とくに子どもになにを食べさせるかを考えてしまいますが、甘いものなら子どもにも喜んでもらえそうです。その場合はリキュールではないほうがいいと思います。
リキュールの代わりに、牛乳や豆乳、ココナッツミルクのパウダーなどが合うと思います。
トッピングは、ジャムのほか、レーズンやナッツ、バターも合いそうです。
バターがあうならオリーブオイルも合うかな?・・・と、妄想も広がります。


2014年2月21日金曜日

サバイバルなときのごはん

ブログの更新がほぼ月に一回になっているので、お店では出せない料理についてもこれから書いていくことにしました。とりあえずのテーマは、いざというときに限られた食材でつくれるごはんのレシピ(というほどでもないですが)です。

3.11の後、にのさんがある栃木県内では、一時期、スーパーから食材がかなりごそっと減りました。関東以北はおそらくみんなそうだったと思うのですが、常にあることが前提の食材が無くなる、いつ確保できるかわからない、といった状況は、普段はあまり経験することがなく、あわてて備蓄につとめた人もおおいのではないでしょうか。

にのさん店主もそのひとりでありまして、その後、落ち着いてから、「いざというときのために」といって備蓄した甘栗がいまだ残っていて、先週の大雪の時にようやく消費しました。(賞味期限はとっくに切れていたのですが、自分で食べる分にはいいかと思って食べたところ、まったく問題ないどころかたいへんおいしくて、レトルト食品のすごさを実感しました。)

結局、いつもと違うものをあわてて買っても、消費しないということなのかもしれません。


2011年の大震災のときを考えても、仮に流通がストップしてしまったとしても、数日もたせれば、ご家庭にある食材を工夫すれば、買い足しをしなくてもいける場合が多いのではないかと思います。先週の雪害もそうですが、災害の時には、緊急で食料を必要としている方が出てくるはずですので、間に合うのであれば、あわてて買いだめしたりせず、できるだけ自宅にあるもので済ませたほうがいいのではないかと感じました。

惣菜屋に限らずだと思うのですが、飲食店をやっていると、半端な食材が余ったりします。捨てても差し支えないく らいの微量なのですが、これが案外、馬鹿にならなくて、ちりも積もれば山で、たぶん、これだけ食べていても、私一人くらいだったら生きていけるのではないかと思います。

おそらく、それはご家庭でも同様で、ちょっとした余った食材を組み合わせれば、数日くらいは買い足しをしなくてもなんとかなるのではないかと思います。

というわけで、これからたまに、まかない的なサバイバルごはんをご紹介していきたいと思います。






2014年2月20日木曜日

ドレッシングは野菜に乗せて包んで食べるとおいしいです

本日のまかないは、どんぶりでサラダでした。(他にも食べましたが。)

たまに無性に野菜が大量に食べたくなることがありますが、今日はそんな日で、丼でお出ししているサニーレタスを少しいただきまして、これまた半端な量が余ってしまったにんじんのサラダを乗せて、玉ねぎとピーマンを切って乗せて、その上から、最近、お店でご用意するようになったかんきつ類のドレッシングをかけて、包むようにして食べました。(今日の果実はデコポンです。)



ドレッシングには、デコポンの果肉ごと入れてあるので、少しもったりしていて、個人的には酸っぱいものが好きなのでいっそドレッシングだけでも食べられる感じです。

塩もあまりきつくしていないので、塩が足りない方は少し足していただければと思います。

油は、圧搾の植物油(あわせるものによって大豆または菜種)、またはオリーブオイルを使用しています。

玉ねぎとほんの少しだけにんにくも入っています。

ドレッシングの色が果実の色でオレンジなので、最近、一人分のパッケージになって、いろいろなベビーリーフが入っているサラダがよく売られていますが、ああいう感じの、グリーン系のサラダに、色合いがあう感じです。トマトやラディッシュなど、ちょっと赤いものが入ってもきれいかなーと思います。

大人の味にしたい方は、これにさらに玉ねぎをスライスして足して、しっかり食べたいときには、ツナを入れたり、あと、つまみにするなら、イカのげそやリングフライなどがサラダにとても合います。その場合はちょっとお醤油をたらしてもおいしいと思います。











2月22日(土) ミニ朝市やります

今週土曜日22日、ミニ朝市をやります。

天然酵母パンのBoulange 770 さんが、「にのぱん」(にのさん用だけにつくってくださっている蒸しパン」、泉’sベーカリーさんも、天然酵母のパンで参加してくださいます。

お野菜の太田さんにも来ていただきたかったのですが、この雪の影響もあって、今、売れるものがなくなってしまった、ということで、残念ながらお野菜はなしです。そういえば、この前、広告会社さんが主催されていたパンのマルシェにいったら、もう、Boulange770 さんも 泉’sベーカリーさんもあっという間に売り切れてしまったらしいです。逃してしまった方は、土曜日ににのさんへぜひどうぞ。

にのさんからは、かんきつ類の果肉入りのドレッシング、豚バラ肉のパテ(リエット)などをご用意しています。また、丼も少しお出しします。

10時から2時までです。お越しをお待ちしています。




2014年1月24日金曜日

1月25日(土) にのさんミニ朝市やります

ぎりぎりのお知らせでいつもすみません。

益子の天然酵母パンのBoulange 770 、太田さんが有機無農薬のお野菜をもって参加です。
にのさんから、リエット、ドレッシング、ピクルスなど。
圧搾の油もあります。

10時~午後3時、お待ちしております。

2014年1月13日月曜日

自家製のベーコンをお出ししてみます。

自家製でお初のベーコン、若干、工程が正式なレシピとは違ったのですが、結果オーライといいますか、食べてみたらこれがなんともうまいです。

そのまま焼いて食べたらおいしくて食べすぎてしまいました。
今後、徐々に正式な工程を踏めるようにがんばっていきますが、おいしいのでお店でお出ししてみます。

ふつうにちょっと焦げ目がつくくらいにして厚切りを焼いて食べるのが一番おいしいかなと思いましたが、明日までにどうやってお出しするか考えてきます。







 

2014年1月2日木曜日

2014年もよろしくお願いします。

新しい年になりました。昨年中もたいへんお世話になりました。
本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
新年は、6日月曜日から通常通り営業いたします。

今年は年末年始のお休みが多いので、この間はひたすらお掃除と仕込みです。
年末にはピクルスをたくさん仕込みました。

今日は、リエットを仕込んでいます。ハムとベーコンにも挑戦中です。今日から塩漬けがはじまります。休み明けにはちょっと間に合わないかもしれません。

ベーコンやハムは大好きなのですが、どうしても添加物が気になって、無添加のハムが入手できたとき以外は、お店で使ったことは実はありません。 ふだんから家でもできるだけ食べないことにしています。とはいえ、家ではもうちょっとアバウトです。ハムやベーコン、生ハムなども時々、といっても数カ月に一回くらいですが、食べることがあります。しかし、お店では「無添加・手作り」と宣言してしまっているので、使えません。

益子に、とん太ファミリーさんというお店があって、そちらは無添加でハムやベーコンを製造されています。そこにいったときには店頭で買ってくるのですが、常にお店に置いておくのは難しいので、食材としてはとりあえず諦めてきました。

が、たまに食べたくなるので、いっそ自分でつくろうか、と前々から思っていました。実は試みたりもしてきたのですが、段取りが悪過ぎてお店で出すところまでに至りませんでした。



しかし、ふと気がつくとお店がはじまってからすでに2年が過ぎているわけでして、あれ、そういえば、自分ももうちょっと段取りがよくなってきたはずなので、前はできなかったことが、今はできるかもしれない、ということに最近になって気がつきまして、少し、いろいろ前からつくりたかったけれど諦めていたものを、今年は作ってみることにします。

その諦めていた食材の代表格が、ハムとベーコンです。今年はなんとしても、このハムとベーコンを自力でつくり、店のメニューに反映させたいと思っています。(←今年の抱負です。ここで宣言することによってやっぱやめるかと後戻りできないようにしておきたいと思います。頑張ります。)



ピクルスも、以前、作っていたのですが、他の仕込みに押されて作れなくなってしまいました。また、過発酵を抑えることができず、すぐに発酵がいきすぎてしまって廃棄が多くなってしまってあきらめました。その後、様々、経験を積んできて、発酵スピードを抑えるやり方もおおむねわかってきたので、また復活することにしました。瓶でご用意しています。

プレサーブも頑張りたいと思います。今までもレバーペーストをつくっていたのですが、どうしても体力勝負というか、これがあまりにも時間と手間がかかりすぎるので、いつも少ししか仕込むことができないままに力つきてしまい、結局、つくってもすぐに売り切れてしまうので、ない状態がふつうになってしまいまして、これではあまり意味がないと思い、他のバリエーションを考えることにしました。

手始めがリエットです。手間と時間はかかるのですが、レバーペーストよりもたくさん一度につくれます。今日仕込んで、休み明けにはお出しできるようにします。パンにつけてペーストにして食べるとおいしいと思います。今、煮込んでいます。冷凍で、100グラムパックと、瓶詰めの二通りでご用意したいと思います。お買い上げの際には、必ず自然解凍(冷凍庫から冷蔵庫に移して冷蔵庫でゆっくり解凍)でお願いします。(あらかじめご予約とご指示をいただけましたら、前日に冷蔵庫に戻してご用意しておきます。)

それでは、今年も引き続きのみなさまのご健康を願いまして、仕込みに戻ります。